写真は、3端子レギュレータを使った電源回路です。制作に用いたレギュレータはAnalog DevicesのLT1085-5です。電源電圧が6～7Vを超えると、負荷に一定の電圧（5V）が出力されます。

シミュレーションを使って、レギュレータ回路の動作を確認しました。シミュレータはLT Spice を用いました。電源回路のシミュレーションソフトウエアでは、PSIMやTinaなどのソフトウェアが有名ですが、LT Spiceで計算できるものもあります。シミュレーションを実行すると、入力電圧が増加しても一定（５V）の電圧が出力されていることがわかります。

今回は簡単な事例を紹介しました。実験とシミュレーションを組み合わせることで、新たな気づきに出会うことを期待しています。

【参考図書】

 図解入門 現場で役立つ電源回路の基本と仕組み[第2版]　秀和システム